悩ましい選択(第89夜)
今日はyajio師匠と釣行。朝8時、yajio邸近くで待ち合わせ。しかし…どこに向かうか。
選択肢1:通称「天空の釣り場」はテレメーターなどから得た情報によると、水量等は申し分ない状況らしいものの、先週からの雨の影響で12日現在、ゲートが閉ざされているとのこと。もしかすると、今日はゲートが開いているかも知れないけれど、もし閉まっていたら、時間のロスはかなり大きい…。
選択肢2:ボクが勝手に呼んでいる「もののけ姫と出会えそうな渓」。ここも水量などは悪くない様子。ところが、最近森のクマさんの目撃情報アリ。この時期、この近辺の渓はどこもクマさんと遭遇してもおかしくないけれど、ちょっと距離感近めな雰囲気…。
選択肢3:ちょっと遠征してアメマス狙い。先週の土曜日、yajioさんはそれなりに楽しめたとのこと。ただ、この時期はニジマスを釣りたい気持ちが強いのと、今日、釣れるかどうかは全くわからず。川には鮭が遡上している可能性大。
さて、どこにしようか…。選択肢1は魅力的だけど、もしゲートが閉まっていたら選択肢2に変更しなければならない。しかし選択肢2はかなりリスキー。最初に消えたのは選択肢2。さて1と3、どちらにするか…。
1を選んでゲートが閉まっていたら、ちょっとリスクが高いので、釣れるか釣れないか分からないリスクはあるし(それはどこも一緒だし)、ニジマスはちょっと諦めモードだけど、一番リスクが少ないと思われる3を選択。車で1時間半弱。yajioさんとドライブです。
その道中、対向車が石をはねたらしく、その石がフロントガラスに直撃!なんと、ガラスにヒビが。そんなに大きくないことと、運転席側ではないので、運転にはほとんど支障をきたさなかったのですが、走行中突然「パンッ!!」と大きな音に驚き、何事かと思いました。エンジンなどのトラブルじゃなくて良かった…(でも、明日にでもディーラーに見てもらわないと)。
川はかなり水が少なめですが、とても澄んでいて、天気も良く、気持ちよく釣りができそうです。
今回、久しぶりに出動となったビューラープラチナムスイッチ#6 10'4"です。コイツにはラムソンライトスピードがついていて、ラインもシューティングヘッドのフローティングがついて…いたはず…。とにかく、これまでほとんどお蔵入り状態だったこのタックルを使うチャンスなわけです。
買ったときは全然使えなかったこのタックル。ところが、今日はシングルハンドでキャストすると「バビューン」とラインがぶっ飛んでいくのでビックリ。これまでになくロングキャストが決まり、楽しいこと楽しいこと。6番という番手がラインの乗りを感じやすくしているのか、ロッドのパワーがあるのか、とにかくビュンビュンラインが飛んでいきます。
しかし、残念ながら釣れるのはウグイばかり。幸か不幸か徐々にサイズアップして、グッドサイズのウグイも釣れましたが(そして、それなりに楽しいとも思いましたが)、やはり狙いはアメマスと言うことでノーフォト。
何人か、ルアーマン、フライマン、エサ釣り師ともすれ違いましたが、釣れているのはやはりエサ釣り師。ルアーマン、フライマンは軒並み惨敗を喫している様子。
そんな中でも、yajio師匠は小さいながらもアメマスを釣っている様子。ボクはと言うと、依然ウグイング。魚が釣れるのはイイけど、できれば鱒が釣りたい…。
夕暮れ時、yajio師匠が前半にアメマスを釣ったポイントに戻ってきたので、今度はボクがキャスト。すると
超小さいアメマス。さっき釣ったウグイの1/3…。しかし、アメマスはアメマス。本命…とは言いにくいものの、一応、本命。
その後も
こちらも超小さいアメマス。しかし、こちらはボクにとって大きな一歩を記すことになりました。
これまでウェットでの釣りは敬遠気味で、やったことがありませんでした(あ、本流アメマスがあったか)。ところがこの小さき鱒は記念すべき「初ウェットでの1尾」なのです。ソフトハックルをスイングさせて釣ったのです。意図的にフライを送り込んでスイングさせて釣った1尾。そしてウエットフライの楽しさを感じさせてくれた1尾です。
帰りの車中。yajio師匠とフライ四方山話に花が咲きましたが、これから少しソフトハックルも巻いてみようかと考え、とりあえず「オレンジ&パートリッジ」の巻き方を教わりました。
遠征した割に、釣果としては渋いと言わざるを得ませんが、今回も楽しく、実りある釣行でした。今度の週末はニジマスを釣りに行けたらいいな…。
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