夏の馬鹿会’14 その2(第82夜)

ありくい

2014年08月08日 22:15

 夏の馬鹿会’14初日の最終ステージ、天空の釣り場でついにボクにも「そのとき」が来ました。

 水量が増えているので、強い流れの中を避けて、その少し脇にフライを流すと…。水面の向こうから鱒の顔がうっすら見えて、そのままフライをフッと飲み込んでいきました。

 ロッドが弓なりに曲がり、リールからラインが勢いよくほとばしっていきます。近くにいたyajioさんに「大きいかい?」と声を掛けられても、返事をする余裕もなくかろうじて「大きい…です。」と。

 すかさずyajio師匠がやってきて、大物とのヤリトリの仕方のレクチャーです。「鱒が行ってるときはいかせてあげて、ラインはドラグにまかせて。」「巻けるときは巻いて、自分から距離を詰めながら。」「まだまだ空気を吸わせてないから力残してるよ」「ゆっくり流れのない方に寄せて、自分も動いて」などなど。

 ボクとしては結構な時間が経ったように思いましたが、案外短い時間だったのかも知れません。ついに鱒を寄せてネットイン。



 スリムな体型ですが、サイズは48センチ。ボクにとっては最大記録です。これまで馬鹿会では全然良いところがなかったのですが、マグレとはいえ、ようやくデビューしたような気分です。

 何より、yajioさんがいなかったら、恐らく取れなかっただろう1尾。本当に感謝です。この1尾を上げるためのレクチャーでスゴイ経験値アップです。気分としてははぐれメタルを倒した感じ(たとえが古いし)?

 そこにKopacheさんも来てくれて、まるで自分が釣ったように喜んでくれました。「ほらほら、記念撮影。カメラ貸して。」とKopacheさん。

ボクの顔がしっかり写っている、いかにも釣りの記念写真も撮ってくれたのですが。

 仲間といっしょの釣りは嬉しさを倍増させてくれます。きっと1人で釣っても興奮と、嬉しい思いは残ったでしょうが、それとは全く違う輝きをもつ記憶と、言葉では表し得ない嬉しさがあります。


 その後は今夜のお宿のバンガローへ。


HEROさんが夜から合流し、馬鹿会「夜の部」のはじまりです。馬鹿会で初めて「勝利の美酒(?)」を飲み、与太を飛ばしつつ、鋭い観察や深い経験からの釣り談義。しかし、たっぷり釣りを楽しんだ体は正直に疲れを訴えていました。10時過ぎには各々の塒へ。いつもなら12時前に床につくことなど殆ど無いのに、しかも狭い車の中なのに、すぐに寝付いて爆睡です。

 バンガローがあるのに何故車中泊か?しかもこの夜バンガローで寝たのはHEROさんとyajioさんの2人だけ。5名は楽に泊まれる広さなんですが…。これも馬鹿会恒例の風景です。

 翌日、朝から雨(というか、夜の部がお開きになってすぐ、雨が…)。やはり馬鹿会は雨に濡れるのか。かなり強い雨で釣り場が無い…。しかし、とりあえずテレメーターを見る限り天空の釣り場は釣りができそうなので、ジャケットを着て向かうことに。

 水量はかなり増えていて、川幅が広くなっています。



 さて、こんな状況で釣りになるのか。続きはまた次回。


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