こんな夜もイイ(第57夜)
週末の夜。いつもは家でのんびり(ダラダラ)過ごしていることが多いのですが、少し刺激を入れてみようと、1人で出かけてみました。行き先は、少し前から気になっていたバーです。
自宅からタクシーでワンメーターほどの近場で、お店の雰囲気はこんな感じ。
結構有名なお店のようですが、ボクは最近まで全然知りませんでした。
中に入ると時間が早いこともあって(8:00過ぎくらいに入店)お客はボク1人。初めて行くお店なので、他のお客さんがあまり来ていないだろうと思われる時間帯を目指して出かけたので、ちょうど良かった。
ボクはバーに行くと必ず最初にドライマティーニを頼みます。このお店でもそうしました。
一緒についているオリーブが好きで、これもいつもの習慣ですが、オリーブを別に頼んでつまみながらマティーニを飲んでいます。
ちょっとするとチャームが出てきたので、こちらもゆっくりいただきました。
こちらのお店、女性のバーテンダーが1人でカウンターに入っていて(時間が遅くなれば他の人もいるのかも知れませんが)、他のお客さんがいないのでいろいろと楽しい話を伺いながらお酒を楽しんできました。
このお店、築90年ほどの倉庫を改修したお店で、煉瓦造りのなかなか落ち着いた雰囲気です。もっとももっと遅い時間になればもう少し賑やかになるのかも知れませんが、土曜日は割と静かなことが多いとのこと。いろいろお酒の話などを伺いながら、2杯目はスコッチをオーダー。これもボクのいつもの流れで、2杯目は必ずウィスキーを飲むことにしています。
いろいろなスコッチがあったのですが、今回選んだのはスプリングバンク10年です。
スコッチの中では甘い香りが特徴で、女性的な丸みのある銘柄です。いつもならトワイスアップで飲むところですが、今日はニートでいただきました。
「日本でこの仕事をして『ニート』と注文するお客様に初めて出会いました。」
なんでも、オーストラリアでお仕事をしていた経験があるそうで、そちらではストレートのことをニートと呼ぶことも多いそうですが、あまりこの辺では使われない言葉なのかも知れません。(ボクは海外旅行すら行ったことがありませんが)。
グラスもウィスキーを愉しむグラスに変えて、チェイサーも用意してもらいました。甘く、ちょっとレーズンというか果物のような香りがして、とても飲みやすいスコッチです。特に女性に勧めるには飲みやすいお酒だと思います。
その後もいろいろお話しをしている内にラムの話になりました。ボクはあまりラムって飲み慣れていなくて、どうもあの甘い感じや、それでいてちょっと荒っぽい感じに取っつきにくさを持っているのですが、せっかくなので最後の1杯にバーテンダーにお勧めのラムを注いでもらいました。
「私はラムが好きで、お酒の最後にこれを飲むことが多いです。」ということでサーブされたのが
「ロンサカパ センテナリオ」という銘柄です。
これもニートで飲んだのですが、ボクがコレまで知っている(といってもそんなに知ってるわけじゃないですが)ラムよりもずっと上品で、香りも柔らかく、それでいてラム特有のキャラメル香がしてとても美味しいラムでした。
美味しいお酒と楽しい会話と、静かな雰囲気を楽しむことができました。隠れ家というにはちょっと趣が違いますが、早い時間に行ってサッと帰ってくるならとても良いと思いました。
ボクもいい歳なので、こんなふうに1人で出かけるお店を持つのも悪くないなぁと。これから少し通ってみようかと思っています。
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