春は薄黄緑とともに(第34夜)

ありくい

2013年05月28日 21:50

 ちょっと間が開いてしまいましたが、先週末のこと。心優しきスゴ腕トラウトハンターyajioさんから連絡がありました。「山に山菜を採りに行かない?ついでの竿も持っておいで」とのこと。

 山菜が大好きだけど、自分で取ることは苦手(というか、経験がない)ボクとしては、とてもワクワクするお誘いです。もちろん、即オッケーでお返事。

 yajioさんにつれられて向かった先は、仲間の間では「yajioの森」と呼ばれている(?)某森。自宅から車をちょっと向けたところにこんな所があるとは…。車を降りて、ちょっと見るとそこはタランボの木が、まるで人為的に植えられたかのようにニョキニョキ。




 ボクのように全くのビギナー山菜ハンターにもすぐに採れるようなところに生えています。恐らく、すでにかなりの人が入って収穫したあとだとは思われますが、それでも気前の良い森はボクにもお裾分けを残しておいてくれました。

 上を見るとタランボの芽に目がとまるのですが、ちょっと足下を見ると、そこにはワラビが。


特に探そうと思わなくても、足下を見ながら歩いていると目に付いてくる…。もちろん、たやすく収穫です。

 ほんの小1時間ほどの「散歩」で、コンビニの袋いっぱいにタランボの芽とワラビを取ることができました。
 その後は、ビニール袋をロッドに持ち替えて、yajioの森近くの渓流へ。渓相は実に趣のあるところで期待が高まるのですが、難を言えば車でのアクセスがとても簡単で、恐らく多くの釣り人がすでに入った後だと思われることです。




 ニンフを中心にいろいろとキャストして見るも、これと言ったアタリはナシ。ボクも極めて小さなアタリがありましたが、残念ながらフッキングには至らず、その後は…チーン。

 午後からは場所を変えて、ボクの職場の程近くの渓へ。ここなら仕事帰りにちょっと寄れるかなというくらいの場所。




 ボクは初めての渓でしたが、yajioさん曰く「ちょっと渓相が変わったなぁ」とのこと。ここにも先行者のルアーマンがキャストしていましたが、そのロッドがたわむ様子はないようでした。

 ボクもここではノーアタリ。まだ時期的にちょっと早いかなぁという印象。これからは仕事帰りにちょっと寄ってみようかなぁと思っています。

 さて、収穫した山の幸ですが、ワラビの灰汁抜きをして、ようやく先ほど食卓に。ちょうど今日、実家から蕗やシドケ(もみじがさ)が届いたので、一緒にショウガとオカカをのせておひたしに。




 このほろ苦さとシャキシャキしたテクスチャーが山菜の魅力。あんまり灰汁を抜きすぎると、これもつまらない。今回はちょうど良い塩梅に仕上がったので、平日の夜ですが、ちょっとビールも。

 あ、タランボの芽は天ぷらにしたのですが、写真を取り忘れた…。でも、こちらも春を体現した味で、実に結構でした。

 今年は行者ニンニクに始まり、春の山菜を堪能しました。さて、これからはニジマスの引きを堪能したい季節に入ってきますねぇ。

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