リハビリのつもりが…(第52夜)

ありくい

2013年11月25日 06:00

 かれこれ3ヶ月も放置されていたこのブログ。その間、釣りは全く行っていませんでした。週末、いつも家で仕事ばかりしていて気持ちが徐々に萎えてきて、そのうちどうにも釣りに行く気力が入らず、気がついたら11月も下旬…。

 本当に気持ちが腐ってきているのを感じていたので、職場の先輩に誘われたことをきっかけにこの状況を脱したいと、一念発起で釣りに出かけることにしました。

 まだフライを巻く気力が無く、ルアーマンからのお誘いということもあって、久しぶりのルアー釣りです。ターゲットは本流アメマス。久しぶりに釣具屋に行って、ルアーを何個か買い込んできました。

 今回は久しぶりに週末の外出なので(ホント、この3ヶ月間は週末家からほとんど出ないで過ごしていたのです…)、リハビリくらいの気持ちで出かけて行きました。今年の3月にツーハンデビューした本流で、今度はルアーで挑戦です。
 
 車がすでに結構停まっていて、広い本流のあちらこちらに釣り人の姿が。ですが、あまり釣れていない様子。というか、全く釣れていない様子。

 ボクもその中に混じってキャスト。すると僅か数投で根掛かり、ラインブレイク。ここで残念なことが…。

 ラインを車に忘れてきたことに気がついて、車にラインを取りに向かう途中、なんと淵に落ちて全身ずぶ濡れに…。186センチのボクの背が立たないほどの淵でした。しかもポケットにiPhoneやiPod touchが入っていて、それも全滅。オマケにiphoneはつい先日故障して、先週の水曜日に新品に取り替えたばかりなのに…。

 ウェーダーの中もビショビショで、完全にテンションだだ下がり。それでも、何とかラインを修繕してリトライ。

 しかし一向にアタリはなく、その後、車で移動してポイントを変えたところで今度は…。

 そのポイントはボクは初めての場所で、同僚に「足下が悪いから」と言われていたのですが、本当に泥炭というかヘドロのようにぬかるむところで、難儀していたところ…。

 
 「ズボッ」とその泥に足が埋まり、どんどん体が沈んでいき、太ももまで埋まってしまいました。さらに沈んでいくので自力ではそのぬかるみから出ることができず、同僚にようやく引き上げてもらい、なんとか脱出。

 そのままだったら腰や胸、もしかするとボクの頭まで沈んでしまったかも知れません。

 まさに「底なし沼」。初めての経験でしたが、これは怖かったです。

 ウェーダーの外は泥まみれ。中はビショビショ。もう完全に気力も失い、もちろん魚は釣れず…。

 これまでの釣行でも最も悲惨な1日になったように思います。もう釣りをすること自体に嫌気がさしそうなくらいヒドイ目に合いました。

 久しぶりの釣りで、リハビリのつもりが逆にダメージを大きくして帰ってきました。

 次に釣りに行けるのはいつになるかわかりませんが、たとえ釣れなくても、普通に出かけて普通に帰ってきたいものです。

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